この症状がある方はホワイトニング再検討!?

この症状がある方はホワイトニング再検討!?

歯を白くしたいと考えている方が検討するホワイトニングは全ての方におすすめ出来る治療法ではありません。

今からご紹介する7つの症状がある方はホワイトニングが自分自身に適しているか歯科医院で相談しましょう。

1.口の中に詰め物などが既にある場合

ホワイトニングでは詰め物や被せ物の色味を変化させることは出来ないです。つまり、ホワイトニングをしたとしても詰め物と色が違うため、色合いが均一にならないです。その為、全てを同じ色を希望される場合は、詰め物や被せ物自体の色を変える必要があります。そうすると金銭的にも身体的にも負担が多くなるので全ての歯の色を均一にされたい方は、事前に歯科医師としっかり相談しましょう。

2.歯の神経が壊死している方

天然の歯は基本的に綺麗にホワイトニング剤が浸透しますが、神経が壊死して歯の色が変わっている場合はホワイトニングが難しい場合があると想定しましょう。方法はインターナルブリーチという治療方法が一般的です。歯の中に漂白剤を直接浸透させることで白く見せることが出来ます。色が実際に変色している象牙質という部分に効果が期待できる為、白くすることは十分に可能です。ただ、一回で神経がある歯と同色の色味にするのは難しいので、その色に近づくまで何度も漂白剤を交換する必要が場合によってはあります。

3.人工で出来た歯を付けている方

差し歯などの人口で出来た歯についても白くすることは出来ません。詰め物や被せ物と同じと思って頂いて大丈夫です。つまり、こちらも人工歯を他のホワイトニングの色と合わせる為には作り直す必要があるので、金銭面や身体への負担が大きいと言えます。

4.妊娠中や授乳をされている方

授乳をされている方や妊娠中の方がホワイトニングをした場合に赤ちゃんや胎児に大きな影響が出るという報告自体はございません。しかし、濃度が高い薬剤も使う場合があるので、授乳をされている方や妊娠中の方は出来る限りホワイトニングは育児が落ち着くまで控えた方が良いでしょう。

5.エナメル質形成不全症の方

まず歯の層についてご説明いたします。エナメル質という層は、人の身体の中で一番硬いと言われる歯の周り保護している組織のことで半透明で出来ています。そして次に、象牙質と言われる層は、エナメル質のすぐ下にある層のことを言い、歯の大黒柱とも言える重要な組織を言います。この象牙質が人の歯の色の基本を決めている組織です。エナメル質形成不全症というのは、何かの原因によって歯の表面にあるエナメル質が十分に形成されていない症状です。また、象牙質形成不全症という症状もあり、こちらも名前の通り何かの原因によって歯の象牙質の部分が十分に形成されてい状態を指します。どちらかの状態でホワイトニングを実施した場合には、症状によって神経に強い痛みを感じる場合や、ホワイトニングによる理想の白さが手に入らない場合があります。まずは、自分自身がそれらの症状に当てはまらないかしっかり事前に歯科医院で検査をしましょう。

6.歯にヒビなどの症状が見られる場合

歯にヒビなどの症状がある場合は、ホワイトニングを積極的に薦めておりません。

それは、ホワイトニング剤がヒビから侵入した際に負担がかかってしまう場合があるからです。今後も健康的な歯を維持したいと思われる場合は、ホワイトニングを一度再検討しましょう。

7.虫歯や歯周病などの症状が完治していない場合

歯に症状(歯周病や虫歯)があり治療をしている場合は、まず先に歯科治療を終わらしてからホワイトニングを検討しましょう。先ほどのヒビ同様にホワイトニング剤が現状の歯の患部に触れることで、更に症状を悪化させてしまう場合がある為です。歯科医院で口内の事前チェックを受けた場合でも、その段階で歯周病や虫歯などが判明した場合には、まず最初にその治療を行うことが一般的にも最優先です。

 

 

投稿日:2022年1月10日  カテゴリー:未分類