お子さまの虫歯を未然に防ぐ!歯科医院と自宅のケア方法を解説

お子さまの虫歯を未然に防ぐ!歯科医院と自宅のケア方法を解説

歯科医院で虫歯を予防する場合

奥歯の凸凹を埋めて予防よう

奥歯にある複雑な凸凹には食べものの残りなどが蓄積されやすく、虫歯菌が増殖しやすい環境と言えます。虫歯に繋がりやすいこの様な奥歯の凸凹を、虫歯になる以前から歯科用プラスティック樹脂などで凸凹を埋めてしまうことが大切です。お子さまの乳歯の凸凹が深いケースや、生え始めたばかりの永久歯の虫歯予防に効果的なので、日頃から気になる方は歯科医院で相談しましょう。

唾液による検査をしてみよう

唾液に入っている菌の種類や数、活動度などを調べることで、虫歯になりやすいリスクを知ることができます。そして検査の結果を見て、お子さまの口内に合った予防やケアが出来るのです。

歯をクリーニングしてもらおう

ご自宅で丁寧にブラッシングをしたと思っていても、ご自宅のブラッシングで歯の汚れを全て取り除くのは困難です。また、残った食べカスが、虫歯の要因に繋がります。ブラッシングだけでは取り除くことが出来なかったプラークや飲食物などによる色の沈着、細菌の塊などは、歯科医院で歯のクリーニングをしてもらい隅々まで除去してもらいましょう。PMTCとも呼ばれ、歯科医院で専用の道具を使用して行う歯のクリーニングのことです。治療を繰り返し受けることで、歯を綺麗に保ち、虫歯が生まれにく環境が整います。

フッ素を歯に塗って予防しよう

歯科医院で歯にフッ素を塗ることは、効果的な虫歯予防の一つです。フッ素は歯の再石灰化を促進することが可能で、歯を丈夫にし、歯質を高める働きを持っています。虫歯を予防する為には、一般的に3か月~4か月に1度のタイミングでフッ素塗布を推奨しております。虫歯になりやすいお子さまの場合は月に1度のタイミングを目安に治療することを推奨しています。

自宅で虫歯を予防する場合

食べた後のブラッシングの習慣を身につけよう

甘い食べ物を与えていないと言って、赤ちゃんにブラッシングをさせないのは違います。基本的には歯が生え始めたら、タイミングを見て赤ちゃんでもブラッシングの習慣をつけることが大切です。赤ちゃんの頃から食後のブラッシングを身につけておけば、習慣になり当たり前の行動として覚えてくれるはずです。そして、小学校低学年くらいまではご両親の仕上げのブラッシングを行いましょう。また、デンタルフロスなどで歯と歯の間の汚れを取り除いたり、歯科医院の指導のもとフッ化ナトリウム洗口液でのフッ素洗口を実施することも効果的です。

咀嚼をしっかり行う習慣を身につけよう

虫歯菌は飲食物に入っている糖分を分解し、歯を溶解する酸を生み出します。この性質により酸性に近づいた口内を、中性に戻す性質を持っているのが、唾液なのです。その為、唾液を十分に分泌させることで、虫歯を未然に防ぐことが出来るのです。唾液の量を増加する為に重要なことはよく咀嚼することです。固くないものばかり食事して咀嚼する回数が減ってしまうと、唾液の量が減少して虫歯リスクが上昇してしまいます。食事には柔らかくない食べものも適度に取り入れて、しっかり咀嚼する習慣を身につけましょう。

まとめ

ブラッシングの習慣と食生活の改善

お子さまの虫歯予防で大切なのは、しっかりとしたブラッシングの習慣とバランスの取れた食生活です。習慣は、すぐに身につくものではありません。その為、お子さまにとって正しい習慣を親御さんからプレゼントしましょう。幼少期から丁寧に教えることで、成人まで成長した後も歯に対して困ることが少なくなります。お子さまの将来の歯の健康を保つ為に、乳歯が生え始めた頃から、正しいブラッシングの習慣を覚えさせましょう。

健康な歯を沢山維持して生活を送ろう

お子さまの歯を虫歯にさせない習慣は大変重要ですが、その為にお子さまに大きなストレスが生まれてしまっては、健康な歯を維持することは困難になります。しっかりケアの重要性を認識させた上で、楽しく継続できる虫歯予防を探しましょう。

投稿日:2022年5月20日  カテゴリー:未分類