虫歯予防に最適なキシリトールについて知ろう

虫歯予防に最適なキシリトールについて知ろう

キシリトールで虫歯を予防しよう

どんなキシリトールが良いの?

歯科医院で手に入るキシリトール100%の商品を買うことを推奨します。例えばキシリトール配合と記載されたとしても、実際には50%以下しか含まれていないものからは虫歯予防効果を得ることが出来ません。その為、キシリトールが混ざっていても、その他の糖類が混ざっていては効果が期待できません。特に砂糖が含まれているものは避けるようにしましょう。

虫歯菌を減らすキシリトール

北欧から広がったとされるキシリトールは、白樺などに沢山含まれる甘味炭水化物の一つです。砂糖と同様の甘さがありますが、そのカロリーは砂糖と比較して75%ほどです。
虫歯菌は砂糖を酸に変える効果があります。その酸によって歯が溶解することを虫歯と呼びますが、砂糖ではないキシリトールからは酸が発生しません。
そして、キシリトールは虫歯菌に取り込まれた場合、菌自体の力を弱めることが出来るので、虫歯菌を減少する効果もございます。キシリトールを長い期間継続して取り入れることで、虫歯菌が減少していき虫歯を抑えることが出来ます。
キシリトール配合のガムは、咀嚼することでだ液の分泌が高まる機能があります。だ液には付着している汚れを洗い流す効果と再石灰化作用もあるので重要な成分です。

国によって子どもの虫歯率が異なる?

以前は虫歯が多かった北欧

今は虫歯予防がしっかりしている北欧ですが、実は虫歯が多かった時期もございました。調査によると、1970年代後半にフィンランドに住んでいる12歳の子どもには平均して7本もの虫歯があったそうです。
その為、国全体をあげて虫歯予防を徹底した結果、虫歯が少ない国として有名になったのです。その為、北欧の方が遺伝的に虫歯に強いということではございません。虫歯予防を国をあげて正しく実施した結果です。つまり、日本でも北欧のように虫歯予防に国をあげて取り組むことで子どもの虫歯を減少させる可能を高めることが出来ます。

なぜ虫歯を抑制することが出来たのか

北欧の子どもに虫歯が少ない理由として挙げられるのが、食生活やブラッシングの習慣に対する考え方の違いです。フッ素やシーラント、キシリトールのような虫歯予防に有効なケアをきちんと実施していることです。他にも、北欧では虫歯の予防を目的として歯科検診に通うのが通常です。
普段から歯や歯肉のチェックをして、歯科医院で口内を綺麗にしているのです。このような考え方が広まったのは、国の政策によるものが大きいです。
日本でも北欧の歯科予防が広がってきているので、個人でキシリトールなどを活用して虫歯予防に取り組んでいる方もいらっしゃいます。ただし、日本では虫歯や歯周病の異常が発生してから診てもらう方が多く、予防歯科のために歯科医院に通う人は多くない状態です。

日本の場合はどうだろう

日本の虫歯予防の考え方

北欧の場合、予防歯科の受診率は約9割だと言われています。その為、ほとんどの方が虫歯予防を意識していることが分かります。日本の予防歯科の受診率は1割未満程とされ、この意識の差が子供の虫歯の数に関係していると考えられます。
日本は、子どもの虫歯予防に対する意識が向上しているように思えるかもしれませんが、この様に比較するとまだ意識が低いと考えられます。

北欧の文化を取り入れている歯科医院もある

日本の歯科医院の中には、北欧の歯科医療を勉強している方も増加しています。海外の予防法の良い点を取り入れている歯科医院も少なくありません。
これからの歯科治療は、歯を削って詰めるといった治療を可能な限り減少させるためにも虫歯予防にフォーカスした歯科医院が増加することが考えられます。

投稿日:2022年4月30日  カテゴリー:未分類