滅菌対策

滅菌対策sterilization

院内感染予防とは

内感染予防とは

ヒトの血液や体液には感染するウィルスや細菌が存在し、様々な患者様を治療する歯科機器は治療時の血液や、唾液で汚染されてしまいます。
これを適切に処置し患者様から患者様への感染症を防ぐ必要があり、とくに注意しなければいけない点です。

以前新聞で「全国の歯科医の半数近くが歯を削る機器を患者様ごとに交換せず使いまわしているという」記事が話題になりました。
高圧高温での洗浄滅菌を行うと器具が傷み、寿命が短くなってしまいます。また、患者様ごとに器機を交換するということは高価な器機をより多く常備しなければならず、こういったことが使いまわしの背景にあると思われます。

滅菌対策

滅菌器は滅菌できる対象物によってクラスが分かれており、高度な滅菌ができる順に「クラスB」>「クラスS」>「クラスN」となっています。
それぞれの器具に適した器機で滅菌する必要があり、歯を削る機器(タービン・コントラ)は、クラスS以上でしかも切除器具が滅菌可能器機で滅菌しなければならないとされています。
しかし、日本の一般の歯科医院の多くで使われているのは「クラスN」の滅菌器であり、この器機での洗浄では不十分と言わざるをえません。ちなみにドイツでは「クラスB」規格の滅菌器の導入は80%、日本では2%と言われています。

当院では患者様ごとに器具を交換し、歯を削る機器(タービン・コントラ)は「クラスB」規格の滅菌器を導入し滅菌しております。安全な治療を行う為の管理を徹底しておりますので、安心して通院してください。

滅菌のクラス

クラスB 世界で一番厳しい滅菌基準です。あらゆるものを滅菌します。
クラスS 高圧蒸気で滅菌します。特定の機器のみ滅菌可能です。
クラスN 滅菌後は機器を保管することができず、そのまま使用しないといけません。

当院のハンドピース管理

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一人の患者さんに1回の治療につき2本から3本使用します。

1つ1つ丁寧にパッキングし滅菌・保管しております。 しかしながらハンドピースの修理には1回平均4万円ほどかかります。 そして、滅菌にかけるとそれだけ劣化もしていきますので、2年に1度は新品に変えなくてはならなくなります。 それだけの膨大なコストがかかりますが、患者さんの安全安心を守る為には、滅菌作業は一番大切なことであり、絶対に手を抜いていけないことと考えています。

当院では衛生面を考えできる限り使い捨てにしております

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当院では衛生面を考え、グローブ、マスク、エプロン、紙コップなどは患者様ごと必ず交換し、使い捨てとしています。

また、多くの歯科医院では器具を置くトレーも金属のものを消毒して使うことが多いですが、当院では紙トレーを使用し、こちらも患者様ごとに一つ一つ使い捨てとしております。

超音波洗浄機

内感染予防とは

超音波により器具に付着した汚れを浮き上がらせて洗浄することができます。

院内スタッフの衛生管理の徹底

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普段から滅菌や衛生管理は徹底して行なっていましたので、衛生対策は万全ですが、 新たな衛生管理も行なっておりますので、ご安心してご来院下さい。

新型コロナウイルス対策として新たに行なっていること

  • 玄関、待合室での消毒液の設置
  • 全てのウイルス、殺菌を除菌する消毒液(プリュテック)の使用開始
  • 定期的な換気
  • 待合ソファやドアの取っ手、手すりなどの除菌液を使った消毒、清拭
  • 患者様に対する、発熱の確認や、新型コロナウイルス感染地域に渡航歴がないかの確認
  • 患者様への消毒やうがいの喚起

以前から行っていること

  • マスク、グローブの着用
  • グローブの患者様ごとの交換
  • エプロン、コップ、器具トレーは使い捨てで廃棄
  • 器具はドリルなどのハンドピースや、バー等含めて毎回滅菌
  • 口腔外バキュームの使用
  • 診療台やパネル等の清拭
  • スタッフの手洗いと消毒の徹底
  • 空気清浄機の使用