痛~い口内炎、何とかしたい

痛~い口内炎、何とかしたい

突然ですが、皆さんは口内炎に悩まされた経験がありますか?
10~80代の男女に尋ねたところ、ほぼすべての方が「YES」と回答しました。
そもそも口内炎は、どのようなメカニズムで生じるのでしょうか。考えられる5つの原因を、1つずつ深掘りして解説します。

原因1.疲労の蓄積や生活習慣の乱れ

口内炎は、心身が疲れているときに出やすい症状です。最近の生活を振り返って、疲労の蓄積や生活習慣の乱れを感じることはありませんか?
心当たりがある人は、適度にストレスを発散しながら十分な睡眠を摂ることが重要です。
休日は仕事について考えることをやめ、気の向くままにゆったりと過ごしましょう。

原因2.栄養不足

バランスのよい食事を心がけていても、知らないうちに栄養が不足していることがあります。カロリーや糖質ばかりでなく、粘膜を健やかにして代謝をサポートする栄養素のことも気にかけましょう。
口腔内にできる炎症はビタミンB群の不足によるものが大きく、特にビタミンB2やB6は「粘膜のビタミン」とも呼ばれる重要な栄養素です。レバーや乳製品、青魚や緑黄色野菜などを積極的に摂りましょう。

原因3.消化不良

消化不良が原因で、食欲減退やお腹が張るなどの症状がある場合もできやすい傾向があります。せっかく食べ物を口にしても、うまく栄養を吸収できなければ意味がないためです。
対策として、消化をサポートする大根おろしを料理にトッピングするのがおすすめです。ビタミンB2が豊富に含まれる青魚に乗せれば、口内炎とは無縁の生活が送れるかもしれませんね。

原因4.外部からの刺激

口腔内はデリケートなので、継続的な強い刺激は厳禁です。過度に熱い食べ物や冷たい飲み物、香辛料が強い料理を頻繁に口にしていると、粘膜や舌を傷付けるだけでなく味覚異常の原因にもなり得ます。
そのような食事は回数を極力減らし、野菜をたくさん使用した優しい味付けの料理を作るよう意識しましょう。

原因5.むし歯

むし歯ができると、気になって舌で触りがちです。
しかし尖った部分に舌が触れると、傷付いて細菌が侵入しやすくなるので注意してください。義歯や矯正装置も同様です。
何かおかしいと感じたら、早めに歯科医院を受診して治療や器具の調整を行ないましょう。

マウスウォッシュやうがい薬の使用がおすすめ!

殺菌成分が含まれるマウスウォッシュやうがい薬で、定期的にうがいをすることで口内炎の予防が期待できます。
これは「細菌の繁殖を抑制する」という、根本的な原因にアプローチできる方法です。マウスウォッシュで20秒程度のブクブクうがいを3回すると、口腔内の細菌はなんと1/10に減少するとされています。さらに、期待できる効果は3時間程度。
就寝前と毎食後に習慣化することで、口内炎ができにくい口腔環境を実現できるでしょう。すでにできている口内炎が、治りやすくなる可能性もあります。
ただし重度の傷を伴う口内炎に、殺菌作用のある薬剤を使うのはNGです。殺菌成分が傷の修復を遅らせる可能性があるので、気を付けてください。心配な方は、使用前に歯科医師へ確認しましょう。

まとめ

口内炎ができると、なんとなくテンションが下がったり食事がしにくくなったりしませんか?辛いのはわかりますが、だからといって食事を摂らないのはNGです。
十分な栄養と睡眠時間を確保し、早めの治癒を目指しましょう。
食事で栄養を摂るのが難しい場合は、サプリメントを活用するのもおすすめです。わからないことや判断に迷うことがあれば、かかりつけ医に相談してみてください。

投稿日:2022年10月30日  カテゴリー:未分類